法人や会社も狙われる取り立ての実態!実際には頭脳派が多い?

悩む女性

闇金がお金を取り返すためには暴力的な手段を取るのが多いと言われていましたが、状況は刻々と変化してきています。より確実に取り立てに成功するにはどうしたら良いかと必死に考えて様々なアプローチを生み出してきているのです。頭脳派が増えてきている実態を知ると、対策をしておかないと危険ということがよくわかります。

力業で行う取り立ては未だに多い

現実としては闇金では力業での取り立てを行っている例は未だに多いのが実態です。まずは電話をかけることから始まり、どれだけ頻繁に電話をかけてもだめなら直接自宅に押しかけて取り立てるといったアプローチはよく行われています。脅迫まがいのことをして、警察に伝えたら殺すといった発言をするような場合もないわけではありません。しかし、実際には力業で取り立ててしまうと刑事問題にまで発展してしまうことになり、闇金は営業ができなくなります。消費者を守る目的で取り締まりも厳しくなっているため、下手に力業に出られない状況ができてきているのも事実です。そのため、もっと頭を使って暴力的にならずとも借り手を追いつめられるアプローチを考案するようになっています。

頭脳派は周囲から攻めて精神的に追いつめるのが基本

頭脳派の闇金が生み出してきた取り立てのアプローチには共通点があります。物理的な危害は一切加えず、直接の接触もできるだけ避けながら精神的に追いつめるのが基本です。主に本人に対して何か働きかけをするのではなく、周囲から影響を与えていくことで返済しなければ生きていられないとすら思わせる状況を生み出すようにしている傾向があります。確かに人は社会の中で生きているため、周囲の人達との関係を考えずに生活していくことはできません。その点に着目して悪どくも賢いアプローチで返済を迫ってきます。具体的にどのようなアプローチが多いかを知っておくと良いでしょう。

親しい間柄を狙うアプローチの例

最も初期から行われるのが借り手に親しい間柄の人を狙うアプローチです。典型的なのが親や子供をターゲットにするものであり、同居している場合には親や子供が出るまで執拗に電話をかけて事実を話すというのが単純な方法として行われています。親に話をしてお金を借りているとバレてしまうと親から詰問されるようになる場合もあれば、信頼関係を失ってしまう場合もあるのは確かです。概して自分がお金を借りているのは隠し通したいと思っている人が多いので、それだけでも愕然としてしまうことが珍しくありません。子供が知ったとなると親としての立場を失うことになるでしょう。しかし、これだけでは話は済まず、同居していない兄弟姉妹や叔父、叔母などがターゲットになって電話をかけられる場合もあります。このようにして周囲にお金を借りて返せなくなっている人という事実を認識させ、信頼関係を失わせていくのがよくあるアプローチです。

会社にアプローチする例

働いている人の場合には会社に対して働きかけて取り立てをする闇金も多くなっています。会社に電話をかけて出た人に同僚の誰それがお金を借りて返してくれないから困っているという話をするというパターンもありますが、むしろ多いのがただ頻繁に電話をかけて取り次いでもらう方法です。忙しく仕事をしているのに頻繁に自分宛ての電話がかかってくるだけでもかなりの迷惑になります。それに対して申し訳ないという気持ちが生まれるだけでなく、その電話の対応の際にお金を返せない状況があるという話をしづらく、コソコソと話をしている様子を見られて不信感を持たれるようになりがちです。

インターネットを活用する例も増加中

闇金業者はインターネットもうまく活用するようになってきています。お金を借りたときにインターネット経由で知ったという人も多く、ターゲットを探すために特に頻繁に使用しているのが実態です。クオリティーの高いホームページでの宣伝を行ったり、SNSなどを使って個人融資の誘いをかけたり、ダイレクトメールを送ったりするケースが多くなっています。しかし、ただそれだけに留まらず、SNSを使ってお金を借りたのに返していないという事実を広めていくケースもあるのです。また、ダイレクトメールを大量発信したり、SNSに大量に書き込みをしたりして嫌がらせをする例もあり、インターネットでの活動を生活の一部としている人が増えている現状をよく考えた巧妙なアプローチとして多くの人を苦しめています。

取り立てによって追い詰められる前にすべきこと

このような闇金からの取り立ては一例に過ぎません。あの手この手を使って精神的に追い詰めるように多重に働きかけてくるリスクが高いため、出来る限り早めの対策を行うことが必須です。Duelパートナー法律事務所やウイズユー司法書士事務所に相談して解決を図るのが有力な方法になります。闇金対策を専門として扱っている士業の事務所であり、法的に正しい貸金を行っているわけではない点を指摘して速やかに取り立てを停止させ、返済する義務を帳消しにしてくれるでしょう。闇金の取り立ての実態を知って懸念を感じたら、苦しい状況に陥る前に相談に行くことが大切です。

会社破産の場合

会社破産は弁護士に頼むことが鉄則です。もちろん、取り立てもストップしますし、債務からも解放されるというメリットがあります。

大阪の会社破産の相談に強い弁護士|中辻綜合法律事務所